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第110話 世紀を越えて 2001/01/09

新年あけましておめでとうございます。
遂に21世紀になりましたね。
これも方々で指摘されたことですが、 この年末はY2Kの騒ぎのあった1999年の年末に比べ穏やかに感じられました。
個人的には、 家の近くに港があり、 うちの近所では除夜の鐘ならぬ 「 除夜の汽笛 」 が鳴っていたのですが、 汽船の数が減り、 この年末は遂に除夜の汽笛は鳴らず残念でした。

去年を振り返ると、 前半は猛烈に忙しく、 後半は暇になってしまった一年でした。
社会人5年目になり、 がむしゃらに突き進むことから卒業し、 一息つくことができました。
もちろんまだまだなのですが。

自己啓発という点からみると、 プログラミングの勉強の比率が下がり、 対象業務 (CAD、 製造系業務) の勉強に重きを置きました。
もちろんプログラミングの勉強は重要なのですが、 ある程度地盤が固まってしまえば、 芋づる式に習得出来ますから、 年齢と共に比重が下がるのは自然な流れなのかもしれません。
しかし私は製造系の業務については全くの素人です。 これについては真剣に勉強しなければならないのですが、 現場も見たことがないので暗中模索という状況でした。
対象業務の勉強については継続した方が良さそうです。

プログラミングの勉強の比率を下げたので、 去年は情報関係の業界の動きをあまりトレースしていません。
が、 雰囲気として感じるのは、 私がプログラマになりたいなと思っていた頃に言われていたことが現実になってきていることです。
それは、 「 何年か後には大半のプログラマはアプリケーションのマクロのようなものを書くことになるだろう 」 というものでした。
初めてその記述を見たときにはにわかに信じられなかったのですが、 やがて実例がどんどん出てきました。
データベースを使う事務系プログラマはその好例でしょう。
我々もCADのエンジン部分は買ってきていますから同じです。
が、 これからはもっとこの傾向は強くなるはずです。
どんなアプリケーションでも使えるものはコンポーネント化され、 プログラマはそれを組み合わせていけばアプリケーションやシステムを構築できます。 一から作るのは非常に限られた用途のものになるはずです。
その時プログラマに求められるスキルは、 プログラミング能力ではなく対象業務知識でしょう。
実際今でも、 「 プログラマに対象業務を教えるより、 対象業務を熟知している人をプログラマにした方がいい 」 と言われています。 このコラムでも一度触れました。
これからは情報出身の人は余程がんばらないと大変な時代になるかもしれません。

去年は 「 IT革命 」 という言葉が大変流行りました。
しかし実際には実態が伴っていません。
しかも情報先進国アメリカでは情報産業はもちろん投資の対象ですが、 もうすでに先端はバイオに移行しています。
国家の首脳がこの事態を把握していないのか軽く見ているのかなんだかよく分かりませんが、 もう少し事態を重く見て欲しいものだと思っています。

暗い話題からスタートしてしまいましたが、 今年は21世紀最初の年です。
宇宙の旅はできなさそうですが、 普通の旅でもして (by ローソン(笑))、 自分を見つめ直してみたいなと思っています。

宇宙の旅に出て二度と戻ってこなくていいって? あ、 そういうハネムーンもいいかも(笑)。

第111話 食玩とソフトウェア 2002/06/23

宇宙の旅には出ませんでしたが、 死の淵からは生還しました (って大袈裟な(笑)) 。 嫌な奴ほどしぶとく生き残るものです (笑) 。

最近のお菓子のおまけってすごいですね。 お菓子の方がおまけみたいです。
昔はほんとにおまけだったと思うんですよね。 私が子供の頃ぐらいがちょうど過渡期で、 事実私はおまけが欲しくてお菓子を買っていました。 お菓子の方は、 子供の癖に何故か甘いものが苦手で、 ちょっとだけ食べて残りは妹にあげたりしていました。
そういう時期を卒業した頃にビックリマンチョコが出てきて、 おまけ欲しさに買った子供がチョコを捨ててしまうというのでニュースになったことがありました。
今は凄いですね。 大きな箱に入ったフィギュアやミニカーや人形に、 チョコや飴やウエハースが1つか2つ、 申し訳なさそうについていて、 ここまで来たらおまけだけを売った方がいいんじゃないかと思ってしまうのですが、 メーカーによると、 1つ2つでいいからお菓子がついているのがミソで、 おまけ単体ではそんなにたくさん売れないものなのだそうです。

昔はソフトってハードのおまけだったと思うんですね。
驚かれるかもしれませんが、 私が中学生の頃ぐらいがマイコンブームだったのですが、 当時は今のように売り物のソフトがあまりなくて、 ユーザが自分でアセンブラやBASICを駆使してプログラムを書かなければ使えなかった時代です。 大枚はたいて買ったけど結局お蔵入りしたパソコンは多かったはずです。 そういう失敗は、 パソコンを買うことが目的の中心になっていて、 ソフトが眼中になかったか、 ソフトを作ることがかなりハードルの高い高コストな作業だという認識がなかったのではないか、 つまりソフトを 「 おまけ 」 程度にしか認識していなかったことが原因なのではないかと思うのです。
そういえばちょっと前に 「 パソコンする 」 という謎のフレーズが流行ったことがありましたが、 「 これからはパソコンが使えないといけない 」 とかいう情報 ( これもいいかげんな情報ですよね、 そんなものは若い奴に任せてしまってるデキルおじさん・おばさんは多いと思うんですが… ) をどこからか仕入れてきてパソコンを買ったはいいけれど、 何をしていいのか、 もっとひどい場合になると何に使う道具かも分からず思案に暮れていた人がいたのではないでしょうか。 「 パソコンする 」 というフレーズはまさにこの現象を雄弁に物語っています。
オフィスでも多分同じことは起こっていて、 大して使い道はないままスパコンやオフコンを導入してもソフト (システム) に予算が取れず、 結局場所ばかり食うでかい箱だったということは結構あったんじゃないかと思います。 貿易摩擦の解消に買わされたスパコンが役に立っているという話もあまり聞きませんし (笑) 。

まあ個人のほうはお馬鹿な買い物をしてしまった、 で済むと思うんですが (パソコンが高かった頃はそれでは済まないかも知れませんが)、 企業でなぜそんなことが起きるかというと、 上のほうの方々がハードも含めて情報システム全体を 「 おまけ 」 だと思っているから、 ということがあるんだと思うんですね。
本当に上のほうになると 「 ソフト 」 という概念が理解できない方もいらっしゃるでしょう。 で、 ハードを買った時点で何でも出来るようになったと思い込んでいる。 事実うちの父は 「 このパソコンは何が出来るんや 」 とよく私に聞いていました。 うちの父があほなだけかもしれませんが…。
まあ、 そういうのは極端な例ですから、 ほっといて話を先に進めましょう。

これは正しい判断ですが、 ソフトを 「 業務効率化のための道具 」 と捉えている方も多いと思います。
確かにそうです。 手書きでは間に合わないからワープロを使い、 手計算では間に合わないからスプレッドシートを使うのです。
しかし、 そういった個々のソフトとデータが積もり積もっていくとどうなるでしょう。 それらはやがて業務の中に組み込まれ、 企業にとってなくてはならない 「 資産 」 になっていくのです。 データだけが資産だと思いがちですが、 データだけではただの数字の羅列でしかありません。 データと、 データを処理するソフト (システム) があって初めて資産です。
先の例を挙げると、 最初は手書きの代わりにワープロを使っていたとします。 手書きの代わりなのですから最終的には出力して、 紙の方が主体です。 電子データの方は案外雑な扱いを受けていたんじゃないかと思うんですね。 出力したら消してしまうとか、 同じフォーマットならどんどん書き換えて使っちゃうとか。
ところがそのうち保存に場所を取らず、 再利用がしやすい電子データの方が主体になっていきます。 個人で持っていたデータを、 ファイルサーバなどに蓄積して共有するようになってきます。 社内で利用する文書から、 納品書類までありとあらゆる文書がサーバに保管され、 何か文書を作成・参照しようとすれば必ずそのサーバを探すようになるでしょう。 そのうち紙で出力しなくなり、 電子データが主体になっていくでしょう。 そうなってくるともう立派な文書管理システムで、 企業にとってなくてはならないシステムなんですね。 つまり、 そのシステムを失うことは、 その企業にとって全ての書類を失うことに等しいわけです。
ただの社内文書なんかだったらまだ失った痛手は軽いですが、 帳簿や伝票だったらかなりまずいことになるんじゃないでしょうか。 例えば銀行の場合 (私は銀行での業務経験がないので憶測ですが) 預金の総合計額が金庫には入っていないので (貸し出しているから) 、 帳簿が正で金庫の中のお金はあくまでも残高でしかなく ( 正確には金庫の中のお金は残高ですらないでしょう。 振込の度に現金輸送車が走るわけではないですから… ) 、 もし帳簿を失えば預金の詳細は分からなくなってしまうでしょう。
そのシステムを直接利用している人は、 痛いほどそれが分かっているはずです。 ですからシステムの保守や拡張に時間も予算も割かなければならないことを認識しています。
ところがそれを分かっていない人が往々にしているのです。 システムを利用していない雲の上の方々です。
そういう方々がいると、 現場の人間がシステムの保守や拡張をしたいと言い出しても、 「 なんでそんなものに金や時間を使うんだ。 余計なことばかりしないでもっと仕事しろ 」 と言われてしまうのです。 リプレースとなればさらに圧力が強くなるでしょう。 「 今までのにつぎはぎをすればいいんじゃないか 」 と言われる事もあるでしょう。 おまけだとしか思っていないのですから、 「 本業に支障が出ないようにさっさとやれ 」 と無茶苦茶な短納期を設定されるかもしれません。
上層部と現場の認識のずれというのは、 いつの時代どの組織でもあることですが、 企業体の資産の根幹に関わることについては、 雲の上の方々ももう少しきちんと把握した方がいいのではないかと思うのです。
傘代をケチって雨の中を歩いて風邪をひき、 薬代をケチってこじらせて入院し、 結局傘が1000本買えるほどの大金を払う羽目になったら、 馬鹿らしくないですか? お金で済むならまだましですが、 入院代をケチって死んじゃったら…? それと同じことを、 偉いはずの人が平気でやるのだから不思議です。

最早ソフトはハードのおまけではありません。
企業の資産、 もっといえば企業の根幹を担うものなのです。
それを軽視すれば、 企業の信頼性さえ揺るがしかねないものなのです。

それを日本の、 政府も含めて雲の上の方々があまりにも理解していないので、 スケープゴートを立ててでもカンフル剤が必要だったのかもしれません。
これ以上スケープゴートが出ないように、 カンフル剤がきちんと効いてくれることを祈ります。

揚げ足取りやバッシングになりかねないこのテーマを取り上げるかどうか、 非常に悩みました。 しかし避けて通ることもしたくなく、 ここにこういう形で取り上げました。 偉そうなことを書きましたが、 「 お客様の信頼を失った 」 という点については私も同罪であり、 同じ十字架を背負った罪人なのです。 ご批判頂ければ真摯に受け止めたいと思います。

お前には致死量のカンフル剤を打ってやるぞって? でも馬鹿は治らないと思いますよ (笑) 。

第112話 梅の実のなる頃 2002/09/01

久しぶりにクラス設計する夢を見ましたよ。
しかも元のアプリの出来があまりにも悪いのでバージョンアップに際し不都合が出てきて、 仕方なく変てこなつなぎクラスを作るという話。
職場から離れて半年以上になるというのにどこまで毒されているんだか (笑) 。

大っぴらに公表していなかったので今初めて知った方も多いと思いますが、 実は昨年末から病気休職しています。
病名は 「 抑うつ状態 」 。
要するにストレスがたまりすぎてオーバーフローしてしまったってことです。
このページの読者の中にも、 この病気になった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はプログラマの健康管理についてお話してみようと思います。

プログラマって、 そもそも健康管理の非常にしづらい職種ですよね。
フレックスの職場も多いですし、 フレックスでなくても残業が多い。 就寝・起床時刻が一定しないし、 食事も不規則になりがちです。
「 健康保険だより 」 の類の、 「 健康維持のため、 規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がけましょう 」 などというふざけた文章に思わず突っ込んでしまった人は多いでしょう。
「 それが出来てりゃ病気になんかなってねーよ!!! 」

普段でさえ人間の生活が出来ないのに、 デスマーチになるとサイボーグ扱い。
片付けても片付けても後から後から仕事が沸いてきて、 上司と先輩と同期と後輩を見送って気がつきゃ最終退出。 家に帰ると家族はとっくに寝ていて真っ暗。
「 俺の生活を返してくれ〜!!! 」

…って生活を何ヶ月か過ごし、 人生って何だろうとか思い始めた頃には、 既にこの病気に冒されているのです。
思い当たる節があって、 最近疲れが取れないとか、 体がだるいとかいう自覚症状のある方は精神科に行くことをお勧めします。

私の場合は、 父の死、 結婚、 引越し、 異動、 仕事上のストレスなどが重なって発病に至りました。
過去に何度か躁鬱や抑うつを経験していることから、 医師の薦めもあってカウンセリングを受けることになりました。
私は元々物事をちょっと悲観的に捉えやすいところがあるようです。 そこへストレスが加わると思考がどんどん悲観的になっていって自分で処理できなくなってしまう。 もちろんストレスを取り除くことも大事なのですが、 悲観的にものを捉えるのを止めないと何度でも再発するので、 まずその考え方を止めて楽にいきましょうということです。

で、 早い話それがものすごく功を奏したわけです。
今まで胸の上にずしーんと乗っていた錘が取れた気分です。

プログラマって正確さを要求させる仕事なので、 ストイックというか、 仕事でミスしたとき自分を責めちゃうタイプの人、 多いと思うんですよ。
そういうタイプで、 もし精神科にかかることがあったらカウンセリングも受けてみることをお勧めしますよ。

お前のは単なるサボり病だって? そうとも言う (笑) 。

第113話 ゼロで割れ! 2002/10/15

主人が競馬をしていて、 面白い名前の馬がいると教えてくれます。
馬主さんによって名前のつけ方の傾向があるようで、 我が家での一番人気は小田切有一氏であります ( 分かる人には分かるよね? ) 。

つい先日も、 夫は何気なく教えてくれました。
「 ディバイドバイゼロ 」 という名前の馬がいる よ、 と。

なんだと〜!? なんて不吉な名前をつけやがるんだ!
いやいや、 馬主さんというのはきっと一般人に違いない、 知らずにきっと 「 無限大 」 って意味にしたかったんだろうな、 でも可哀相に、 「 ∞ 」 ってのは実際にある数値じゃなくて、 「 x→0 のとき 1/x→∞ 」 という状態を表してるだけだから実際には発散しちゃって 1/0 の値ってないんだけどな…。
などと必死で考えていると夫の口から新たな情報が。
「 馬主は 薗部博之 さんだよ 」

!@#$%^&*? (←壊れた)
薗部博之氏というのは、 「 ダービースタリオン 」 というゲームの作者で、 つまりこの業界の人なんですよね。 完全な確信犯です (笑) 。
それで、 彼の馬の名前を調べてみたところ…。

馬名 コメント
リセットボタン 走ってる最中にスタート地点に戻りそう…。
ゲームコンパイラ 種馬としては活躍しそうですけど (笑) 。
ニーモニック 調教に時間がかかりそうだなぁ。 少なくとも私はお手上げ (笑) 。
バックスラッシュ 外枠発走が多そう…。
アルゴリズム 自分でややこしいことをして足が絡まってコケそうだ…再入とか。
タイニーモデル ポニー?
ランタイムルーチン 走りそうではあるけど、 走ってる途中で dll がないことに気がついたり。
デバッグバージョン 永遠に芽が出なさそうなんすけど…。
ディバイドバイゼロ 走ってる途中に例外がスローされて失格か?

話はそれますが私の持論は 「 いい名前の馬はいい 」 で、 新聞を見るときも真っ先にいい名前の馬を探します。
上の表を見て足りない馬があることに気付いたあなた! 残りの2つはいい名前でしょう?
そうです、 「 スタープログラマー 」 と 「 バランスオブゲーム 」 です。
ね、 私の持論、 この件に関しては間違ってないでしょう?

名前で分かりゃー苦労しねーよって? それもそうですよねぇ… (実感) 。

第114話 デモルームの怪人 2002/12/10

デモルームには、 物の怪住むと人の言ふ。
デモ機材にこっそりと、 いたづら働くとこそ伝えけれ。

デモってなんであんなに失敗するんでしょうね、 皆さんも経験ありません?
私は 「 コンベンションルームの中に 絶対 何かがいる! 」 と思ってます (笑) 。

ちゃんと確認したはずなのに会場で開けてみると電源ケーブルが1本 足りない 。 おまけにイーサかと思ったら 電話ケーブル だ! 仕方がないので電源ケーブルとLANケーブルを買いに走る。 21インチのCRTを持ち上げて 腰痛 が復活。 だから液晶がいいって言ったのに…。 会場のルータが いかれてる のでルータの再起動…っと、 あのープロキシはどいつですかーえっそんな奴はいない? プロ棋士 な訳ねーだろ!! ナニ? 出展社は集合しろ? ただの朝礼 なんだから勘弁してくれよ…ああ名札名札っと。 あーやれやれ終わったぞ、 全くあんなことでいちいち集合かけるんだからやってらんねーよ、 構内放送すりゃいいじゃんよ…っと、 会社のデモサーバに接続してっと…あれ? パスワード何だっけ。 管理者に電話しよっと… あっねえねえサーバに入りたいんだけど… ユーザ名が 「 seiko 」 で パスワードが 「 sayaka 」 ? それって販社にも公開してんの? 恥ずかしい よ。 えっ外に出してるのは 「 junichiro 」 でパスワードが 「 kotaro 」 だから恥ずかしくないって? そーかなぁ…(汗)。 おおやっと繋がったぞ、 よしよしシナリオの動作はなんとかうまくいくようだな、 OK! さ−てちょっと一服してくるか。 ぷはー。 開場したみたいだな、 持ち場へ戻ろう。 あの人興味持ってそうだなぁ、 デモしてみよう。 このようにサーバにあるデータを… あれ??? なんか調子悪いですね、 ブラウザを再起動してみましょう…ん? あれ? Windowsも 再起動 しましょう… まあこんなこともありますよ、 何故か今日は調子悪いですねー、 さっきまでうまく動いてたんですけどね。 おや? 今度はサーバに接続できないぞ…。 あっ サーバが 死んでる ! 電話しなきゃ… あっお客さぁ〜ん、 行かないで〜〜。 おーいサーバ死んでるよリブートしてくれ〜。 さてともう一回さっきの操作を… 今度は大丈夫なようだな。 おっ今度は大勢来たな。 おやっテレビクルーかな? チャンスだからしっかりPRしよう。 …このようにサーバにあるデータを…あれ? またか! ああっ今度は ブルースクリーン に!! どうなってるんだー。 えっこれは何の展示ですかって? 見りゃ分かるでしょ、 デモが上手くいかなくて苦悩する技術者 の展示 ですよってああ行っちゃった…。 おやっもう閉会じゃねーか。 まったく今日一日何をやってたんだ俺は… 梱包梱包っと…ああっ ガムテープがない〜〜〜〜〜ッ!!!

しかも! スーツの上下が違ってることに今気付く!!

第115話 さよならWindows 2003/04/05

21世紀になった時、 「 子供のとき想像してた21世紀と違う! 」 って思った方、 結構いらっしゃるんじゃありません?

でも、 よーく考えてみればちゃんとアイテムは揃ってるんですよね。
宇宙旅行はどっかのお金持ちが行ったらしいし、 携帯電話は既に一人一台の時代に突入してるし、 家にいながらにして世界中の情報にアクセスできるし。

奇しくも4月7日は鉄腕アトムの誕生日だそうですね ( 例によってちゃんと調査してないので、 チョコレート屋の戦略かもしれない (笑) ) 。 チューリングテストに合格したAIはまだないものの、 限定的なもの ( カーナビの音声認識など ) は既に実用段階に入っているし、 家庭にロボット ( いわゆるSFのロボットっぽくないものも含む ) が導入されるのは時間の問題でしょう。

というより、 導入されないと困る!
家事は全部ロボットにやらせて夢の極楽主婦生活を満喫するのだ (笑) !
それに、 ただでさえ体力がないのに、 親が要介護状態になったりしたら 親より先に私が死んでしまう (笑) 。

新しいものが出現すると、 役目を終えたものが消滅します。 パソコンが普及してワープロ専用機が製造中止になったのを覚えておられる方も多いでしょう。
直接役目を終えたり市場を食われたりしなくても、 その寿命に幕を下ろすものもあります。
ここ何年かで静かに引退していくものの一つに、 「 Windows 」 があるのではないかと、 私は見ています。

ええっ!? ウソでしょ!?

私は預言者ではないので当たるとは言えないし、 当たらなかったからって責任は取れません ( 占い師だって取ってくれないんだし (笑) ) 。
一つ言えるのはTRONが非常に元気だってことです。

生活の中にコンピュータが浸透していく方向性として、 PCがどんどん小型化してさまざまな機器に組み込まれていく方向と、 携帯電話のような小さなものが高機能化してさまざまな機器を飲み込んでいく方向とがあると思うんですね。
ハード的にはどちらのアプローチもできたと思います。 問題はソフトの方で、 ぶくぶくに巨大化したWindowsを電子レンジに組み込むのは無理でしょう。
なんせ、 製品のバグが取れないぐらい肥大化しちゃってる んですから。

断っておきますが、 バグが取れないという現象は巨大なシステムでは避けて通れない問題です。 問題はそのこと自身ではなく ( いや、 それも問題なんですけどね ) 、 自分でも制御できない ( だからバグも取れない ) ほど肥大化しているということにあります。
これはMicrosoftに限らず我々PCソフトベンダーの殆どに当てはまることですが、 Wintelの両輪に乗っかってハード・ソフトとも雪だるま式に膨れ上がってきた、 そのツケが今回ってきたということです。
PCという狭い井戸の中に安住し、 ライバルを蹴落としユーザを囲い込み、 ハードの高性能化に依存してソフトを軽くすることを怠り、 バグを取ることよりも高機能化・肥大化を優先させてきた結果、 インターネットが発達してきた時には肥大化した製品をWebアプリに移植することができずWebアプリ専業ベンダーに先を越され、 携帯や情報家電が発達してきた暁には製品の存続すら危うい状況に追いこまれてしまったのです。
これからのソフトハウスは、 プラットフォームが変わることを想定して開発を行うことが求められるでしょう。

PCが急速に情報家電に取って代わられるとは思いません。 が、 「 俺様がパソコンだ! 」 という感じの機械は一般家庭から姿を消すでしょう。 情報家電が本格的に開発されてゆけば、 PCソフトベンダーに替わって情報家電ソフトベンダーが伸びてゆくでしょう。
そして、 情報家電に載せるには巨大すぎるWindowsは、 PCとともに時代の主流から外れていくでしょう。

さようなら、 Windows。

で、 トートツに 「 XP 」 という開発手法の話題に移っちゃうんですけど、 2人でコーディングするってのはXPがいかに優れた開発手法だとしても 人件費がかかりすぎて企業で導入するのは厳しいなーと前から思っていたんですが、 ロボットに手伝ってもらえればいいじゃん!! と思いついた矢先にロボット2台でいい気がしてきた…。

お前こそさようならだって?
単純な生き物は生き残れるんだよ〜ん。 ってゴキブリかよ…。

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