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| 第20話 裸にする | 1999/04/10 |
…いやぁ、
会社に入ると更新頻度が下がりますねぇ
(
当たり前じゃ!!
)
。
入ってから何日目かにソースのありかを教えてもらった。
今までせいぜい数万行のソースしか見たことのないオイラにとっては、
化け物のようなソース
だった。
こういう風にソースをどかっと渡されて、
「
はいお願いね
」
って言われたとき、
皆さんどうされてるんでしょうね。
オイラの場合、
データ構造がどうなってるかをまず調べる。
今回もヘッダを追いかけまくった。
そこからソースとの対話が始まる。
オイラ
「
あっ、
キミが元締めだね
」
構造体定義
「
そうだよ
」
オイラ
「
そうか、
このポインタにどかっとね…
」
構造体定義
「
そうそう
」
オイラ
「
じゃその先をたどるよ。
じゃね
」
てな感じでずーっとヘッダを追う。
そもそもプログラムというものはデータ構造があって、
その上にアルゴリズムが乗っかって出来ている。
データハンドリングがどういう風に行われているかが分かれば、
プログラムは裸にされたも同然だ。
その上のこと、
つまりオイラが多分触らされそうな部分っていうのはものすごい上っ面の表層部分でしかない。
…しっかし
この調子で読んでいったらいつまでたっても仕事にならんぞ。
困った…。
| 第21話 芋ヅル式 | 1999/04/16 |
新コーナー
"
Programmer's Bookshelf
"
と
"
Programmer's Pocket
"
を開設しました。
こちらの方もよろしくお願い致します。
ここのURLを先輩に教えたら上司の知るところとなってしまった。
ばっちり読まれた挙げ句
「
それが例の
G
パンですか?
」
とか
「
そのメモ帳で設計してるんですね?
」
とか聞かれまくった。
ひ、
暇なのか…!?
ベータテスト開始直前だとゆーに。
いかんいかん、
ゴマをすっておかねば。
人材紹介会社インテリジェンスの
「
年収査定サービス
」
で査定してもらったら
「
約
560
万円
」
という結果が出ました。
釣った魚にもエサください。
あっ、
これはゴマではないな…
つーか、
こんなとこで給与交渉してどうするよ(爆)。
前の会社にいた頃、
朝型のオイラは朝のうちごりごり書いて、
午後は翌朝書く分の詳細設計とか調査とかして、
集中力が途切れてきたらネットサーフィンしていた。
もちろん時間中だから開発関連サイトとか、
プログラマが開設してるサイトとかに行って、
掲示板で教えあったりしていた。
自分では
「
一石二鳥の素晴らしい気分転換法だ!!
」
とか思ってたのに、
ここではあんまりおおっぴらにやっちゃいけないらしくて、
後ろからリーダーの冷たい視線がグサグサと…
やっぱ、
だめっすかね(爆)!?
14日には歓迎会をして頂いた。
リーダー曰く、
「
歓迎してあげたからこれからはビシバシやらせる
」
だそうだ。
どうぞお手やわらかに…。
15日、
バイトしてた時の先輩に会った。
"
偶然、
偶然、
また偶然
"
で大学院を紹介してくれた大恩人だ。
相変わらずすごい人だった。
オイラもあんな風になりたいなぁ。
前置きが長くなってしまった。
というよりどんどん日記と化して来てるよな。
このコーナー(爆)。
他人のソースがいかに分かりにくいと言ったって、
さんざんひっくり返したりしながら読みまくるとどっかで
「
おおっここだ!!
」
という入り口が見える。
そこからは芋ヅル式にたどっていくことが出来る。
あともう少し苦しめば芋ヅルかなーってとこまで来た。
よしよし。
来週もあのお化けソースと格闘するぞ。
| 第22話 次世代 | 1999/04/24 |
会社の歓迎会の席で、
左利きでしかも彼女がいるという男性
(
25歳
)
に、
「
私の彼は左利き
」
を歌ってあげたら通じなかった。
ウソだろォ〜ッ!?
えっ、
じゃあ、
このページのタイトルの元ネタ知らずに読んでる人もいるってこと!?
…ショックから立ち直れないオイラ…年取ったのね。
C
を知らない子供たち
アセンブラを知らずに僕らは育った。
会社に入っていきなり
「
最近の若いヤツはアセンブラも知らんのか!!
」
と驚かれた。
最近は大学の
「
情報処理演習
」
とかでも
Visual Basic
や
Java
をやるんだそうで、
そのうち
「
C
を知らない子供たち
」
が入社してくるんではなかろうかと期待してしまう…。
あーあ、
もう年寄りだ。
サフィックス
「
III
」
もちろん
CPU
のことです。
Pentium III
と
K6-III。
しっかしこんなに速くなってどうすんじゃい。
…と
2D CAD
チームにいるオイラは思っちゃうんだけど、
3D
チームは喜んでたりすんのかな。
マシンが速くなるとこれまでハードでやってたり、
PC でやることすら思いもおよばなかった処理を PC で出来るようになり、
新たな領域が生まれる…進化に次世代はつきものですな。
サフィックス
「
2000
」
今度はソフト。
みんなやたらめったら付けてますね。
M$
製品ははもちろんのこと、
さまざまな製品で。
うちのライバル製品も
「
2000
」
、
うちも
「
2000
」
(
らしい
)
。
みーんな
「
2000
」
でつまんないよねぇ。
ポストペットみたいに
「
2001
」
とかにしてびっくりさせればいいのに。
じゃ
2001
年になったらどうするのかって?
「
21
世紀の始まりだ!!
」
とか称して
「
21
」
にするに決まってますやん(爆)。
それにしても年号をサフィックスにしちゃうと、
2000
年中にリリースできんかったらシャレならんぞー。
いいだしっぺの
Windows 2000
死にかけてるし…。
CE
機
あんまり次世代に関係ないけど誰か教えてくれー。
最近の、
サブノート並みにデカイ
CE
機はどこにマーケットがあるんじゃ〜!?
98
搭載のサブノートと比べて何がいいんだ!?
…最近の機械のコンセプトが分からなくなってきた年寄りの叫びでした。
それにしても
26
で年齢を意識してしまうこの業界って一体…!?
ずばり、
オイラの勉強が足りない(号泣)。
| 第23話 ホワイトボックステスト | 1999/04/29 |
会社の本棚に
「
80286
アーキテクチャ
」
という本があったので、
左利きの彼に
「
うわーっ、
こんな本があるよ!
」
と言ったら、
「
80286
って、
Pentium
より前のですよね…?
(
自信なさげ
)
」
と聞かれた。
"
次世代
"
を早速読んだ総務主任がわざわざ開発のフロアにやってきて、
「
あんた老けすぎ
」
と言って帰っていった。
どうせオイラはもう年寄りさっ…くそー…
(
かなりショック大なオイラ
)
。
ソースのあまりの量にオイラは熱を出してブッ倒れた。
挙げ句の果てに下痢と便秘に見舞われた。
病み上がりでへろへろのオイラのところに、
リーダーがにこにこしながら外部仕様書を山のように持ってきた。
「
プログラマーテスト、
して下さいね
」
なんだと!?
ただでさえこのソースと壮絶なバトルを展開しとるっちゅうに、
テストだと!?
しかも製品保証部がやるブラックボックステストではなくて、
ホワイトボックステストだと!?
オニだ…。
オイラはその瞬間ブチ切れた。
リーダーを蹴倒し、
ちゃぶ台をひっくり返し、
京都駅ビルをなぎ倒し、
東京タワーをへし折り、
ウルトラマンにスペシウム光線をあびせかけられた。
…わけはないが、
それくらいブチ切れた。
ただでさえオーバーフロー気味だったオイラの頭は完全に暴走した。
仕様で変更が入った箇所には外部仕様書番号のコメントが入っている。
その外部仕様書番号で
grep
をかけたらすごい量の変更箇所があることが判明。
新入りのオイラにこれだけの量のホワイトボックステストなんてできるのか?
途方に暮れつつ、
ソースを読む。
読む。
ひたすら
読む。
ホワイトボックステストなんて、
プログラムの全容がきちんと理解できてなきゃテストパターン生成できんではないか。
今回のテストは勉強も兼ねてということなので、
オイラの分担分はもう一人別の人がテストをすることになっている。
とはいえ、
もう半ベソ状態だ。
ディスプレイに
「
探さないで下さい
」
って書いた紙貼ってトンズラしようかなぁ…
(
結構マジ
)
。
| 第24話 脳ミソの値段 | 1999/05/01 |
4 月 30 日、
総務主任と飲みに行った。
うちの会社にどんな人がいるのかとか、
採用裏話とかが聞けてとても面白かった。
「
もうちょっと欲しかったなぁ…
」
と言ったら、
「
もう遅いよーん
」
と言われてしまった。
あーあ、
もうちょっと粘って給与交渉しとくんだったなぁ…。
とりあえず、
「
キミを採ってよかったよ
」
と言われて満足でした。
転職というのはとってもエキサイティングなゲームだ。
自分の能力、
ほぼ純粋に脳ミソの価値がばっちり金額で評価される。
脳ミソが金で取り引きされるのだ。
これが面白くないわけがない。
オイラが自分の脳ミソを競売に出しているあいだ、
脳ミソは最高のリングと最強のライバルを求めている。
オイラの脳ミソにとって、
プログラミングという仕事は最高のゲームなのだ。
毎日ゲームを楽しんでこんな高い報酬が得られる。
やめらんないね。
他人のソースを読むという行為は、
書いたヤツとの闘いだ。
どっちがエレガントなソースを書くか?
どっちが優れたアルゴリズムを採用するか?
そんなバトルなのだ。
読んでて
「
ほぇーこりゃ奇麗なソースだ!!
」
と思ったら負け。
「
うわーかっこいいアルゴリズムだ!!
」
と思ったら負け。
逆に
「
きったねー
」
とか
「
ださー
」
とか思ったら勝ち。
自分が書く時は、
後からソースを読むヤツが
「
うわーすげーっ!!
」
と思うように、
これでもかとばかりにエレガントさを追求する。
ゲームを続けているとどんどん強くなっていって、
もっと強いヤツと闘いたくなる。
そして動くわけだ。
ライバルを求めて。
…で、
オイラは今新しい相手とバトルの真っ最中。
毎日帰る頃にはへろへろ。
強敵である。
ずっとソース読んでると、
「
そのうち飽きちゃったらどうしよう
」
とか思って怖い。
ここよりいい環境のパッケージソフトハウスって、
日本には数えるほどしかないもんねぇ。
次はアメリカか?
オイラを離したくなかったら、
エキサイティングな仕事を用意してくれよなっ
>
開発本部長
糞プログラマの癖にここまで言うと言いすぎか(笑)。
| 第25話 正常な反応 | 1999/05/08 |
ふとしたきっかけから総務主任とメールでチャット状態になってしまい、 「 これってほとんど SPAM ですよね〜 」 と送ったら、
SPAM
ってあの豚肉とかで出来ているぶっといソーセージみたいなやつか?
オイラはあれを薄切りにしてフライパンでそのまま焼いたヤツが好きです。
おいしいよね!?
という返事が返ってきた!!
おいしいけど…ソーセージ鬼のように送るのは嫌がらせにも程がある…かも(爆)。
この業界にいるとこっちの方がおかしいんだってことを忘れて一般人の反応が滑稽に写ることがあるよね。
「
G3
」
と聞いて通信派はファクシミリだと思い、
エンターテイメント派は
「
ガメラ3
」
だと思い、
国際派は
「
5ヶ国抜けたの!?
」
と聞く。
「
落ちた〜!!
」
という声に、
思わず机の下を覗き込む。
前の会社の先輩の奥さん。
先輩が会社で購読している
「
日経バイト
」
を家に持って帰ったら、
血相を変えて
「
会社クビになったの!?
」
。
こういう
「
正常な反応
」
をする方々には絶対にこの業界に足を踏み入れて欲しくない。
この業界、
入ればもれなく人格が歪むからね(爆)。
最後に、
総務主任をはじめ、
ネタを提供してくださった
「
正常な
」
皆様、
ありがとうございました(笑)。
| 第26話 弟がやってきた! | 1999/05/15 |
母親がこの歳で…なわけはない。
愛機 DIMENSION に弟ができたのだ。
前に
「
内部事情に詳しい I 氏
」
と飲んだ時に、
「
CE
機いらない?
」
と聞かれたので譲ってもらうことにしたのだ。
ちなみに
「
内部事情に詳しい
I
氏
」
とは総務主任のことである。
本人から以下のようなメールが送られてきたので呼び方を変更した。
----
個人的な要望ですが
「
総務主任
」
っていうのはなんか
響きがカッコ悪いなあと思うのですよ。
「
某
I
氏
」
とか、
「
内部事情に詳しい
S
氏
」
とかのほうが
秘密っぽくてカッコよくないですか?
----
変な人の話はここまでにして(笑)、
DIMENSION
の弟
CE
機に話を戻そう。
彼の名は
HITACHI PERSONA
。
ちょっとデザインがもっさりしているのは、
ご愛敬として許すことにする。
オイラはかわいい末っ子にメロメロなのだ。
さながら
「
三人の息子を持つ母の気持ち
」
といったところだろうか。
そういえば NT が入っている DIMENSION には名前がついている。
「
Byron
」
くんである。
思えば大それた名前をつけたものである。
バイロンはイギリスの詩人。
この業界の方には、
Ada
の父と言った方が通じやすいよね。
そうなると
RA
や
PERSONA
に名前がないのはかわいそうな気がしてきた。
名前はおいおい考えるとして。
キーピッチは広めで、
実は結構ひかれていた
Let's Note mini
よりずっと打ちやすい。
ただ、
右側のキーがかなり圧迫されたレイアウトになっていて、
BS
キーや右シフトキーはお世辞にも打ちやすいとはいえない。
CE
機は普通の PC のファンクションキーの位置にアプリケーションを一発起動するキーがついていて、
これはなかなか便利だ。
画面はシネスコサイズ(笑)だが、
今のところ不便を感じているのはソリティアだけ(爆)。
テキストしか打たないからね。
今のところ
「
メモ帳
」
として使っているんだけど、
これが結構便利だ。
会社の PC と並べて置いといて、
ちょこちょことメモをとる。
同じ PC 上で notepad を使ってもいいんだけど、
それだといちいちウィンドウを切り替えないといけないし、
最大化したら隠れて見えないし、
不便だ。
その点この方法は便利。
ただし、
コピーペーストするのが大変になる。
その辺は使い分けるしかない。
そうそう、
初めてソリティアの上がり画面がどうなってるかちゃんと見た。
DIMENSION くんは Pentium II 300 MHz の人である。
速すぎて見えないのだ。
オイラは DIMENSION も会社のマシンもキーボード配列を
「
PC/AT 101 英語 キーボード
」
に変更して使っている。
お陰でリーダーに
「
お前のマシンは打ちにくいからヤじゃ
」
と言われている(笑)。
なーんと!!
CE ってキーボード配列変えられないのねー(号泣)。
個人的にはこれが一番痛かった…。
そのうち HTML ファイル吸い上げてこのホームページも PERSONA で書こうかな。
つーか、
そっちの方が本来の目的だったんだけど。
ポストペット for Windows CE がちょっと気になる今日このごろ(笑)。
話は変わって。
1
ヶ月の研修を終えて、
新人さんがやってきた!
2D
チームに来た彼は真面目を絵に描いたような人で、
ぐうたらを絵に描いたようなオイラは仲良くしてもらえるかどうか心配だ。
で、
5 月 14 日、
新人歓迎ボウリング大会
&
懇親会があった。
予想通りブービー賞をもらってしまった(爆)。
懇親会が終わったあと開発本部長に呼び止められて、
二次会はサシだった。
部下を誉めるのがすごくうまい人で、
とても楽しい酒だった。
また飲みたいなぁ。
そんなことより!!
バグ見つからんぞ!!
| 第27話 プロとアマ | 1999/05/22 |
やっとこさちょっとしたプロトタイプを作らせてもらった。
久々に書くと楽しいねぇ〜。
しかも楽勝スケジュール。
設計に凝りまくって遊んだ。
設計を頭の中で練ってる間って、
至福の時だよね。
て書くとまだプロじゃない学生さんとかは羨ましく思うのかな。
「
そんなに楽しんで金が貰えるなんて!
」
甘い甘い、
ちっちっ。
プロって、
金貰う代わりに
「
やれ
」
って言われたことは断れないのね。
無茶苦茶な設計のプログラムを渡されて
「
改造してね
」
とか、
バグバグのプログラムを貰って必死でデバッグとか、
そういう糞な仕事も、
金貰ってるからにはやらなきゃいけないことがある。
正直な話、
「
こんなに金貰ってなきゃ引き受けたりしないのになぁ
」
と思ったことも何度かある。
それが嫌さにプロにならない人だっているくらいだ。
でも、
年中そんな糞な仕事ばかりじゃない。
楽しい仕事も時には回ってくる。
「
やり逃げ
」
だ。
冒頭で書いたプロトタイプ作成なんて、
まさにそれ。
基本設計してちょっと動くもの作って、
ほんとに作る人に渡して、
「
後は頼んだ!
」
って言って逃げる。
やり逃げでなくても、
一から作る時は本当に楽しい。
出来上がった時には我が子のようにかわいいね。
でも、
システムが大きくなればなるほど、
やり逃げが出来る人は限られてくる。
ほんとはみんなやり逃げしたいんだけど、
殆どの人はやり逃げした人が作ったプロトタイプを元にメンテをさせられる羽目になる。
やり逃げがしたければ、
もちろん能力的に突出していなければならないし、
そのために自腹を切ってこっそり勉強したり、
自分の能力を上にアピールしなくちゃいけない。
技術者といえど、
会社という名の戦場で生き残るのは大変なことなのだ。
さらにアマチュアプログラマの中にもすごい人はいっぱいいて
(
というかプログラマって下手なプロより上手なアマチュアの方が 100 倍有能だったりするんだよね
)
、
プロのプライドにかけてもアマチュアに負けないように頑張らなくてはいけない。
「
タダでは一行たりとも書いてやらん!
」
と言い張るには
(
いや何もそこまで言わなくてもいいけどね
)
、
それなりの実力が伴わなくちゃいけない。
どんな仕事でもそうだけど、
自分の技能で金を貰うのは大変なことなのだ。
でも糞プログラマのオイラは余裕でアマチュアに負けてるけど〜(号泣)!!
| 第28話 闘うプログラマー | 1999/05/30 |
以前
"
デスマーチ
"
で、
デスマーチがシステム系固有の現象であるかのような書き方をしてしまった。
これを読んで
「
パッケージの方が納期に追われずに済んで楽なのかなぁ
」
と思われた読者もおられるのではないだろうか。
そんなに世間は甘くはないのだよ、
ふっふ。
ある製造会社が使っている CAD パッケージがバージョンアップするとする。
システム管理者としては、
CAD オペレータが出社しない連休中に入れ替えをしたい。
では余裕を持ってシステム入れ替えが可能な連休はというと、
日本にはゴールデンウィークと盆休みと年末年始がある。
そのどれかに間に合うようにバージョンアップしてくれ!!
というのが、
ユーザ様の強ーいご要望なわけだ。
そうなるとシステム系ともさして変わらぬデッドラインが設けられるわけで、
「
X
デー
」
に向けて死の行進へのファンファーレが高らかに鳴り響く。
あとはお決まりのコースを突き進むだけだ。
もう何ヶ月も土日休んでない人、
画面に向かって話しかける人、
突然キレて笑い出す人…。
今プログラマになろうか迷っている人へ。
迷うぐらいならやめなさい。
なれば必ず人格が破壊されるから。
…っつってもなっちゃっておかしくなる人は後を絶たないんだろうなぁ…。
そういうオイラもプログラマ辞める気ないしね。
あっそれは既に破壊されてるからだけど(爆)。
金曜日の帰り際にリーダーから
「
この土日はゆっくり休んどいてね
」
と言われた。
それはどういう意味なのですかリーダー!!
| 第29話 お客様という名の暴力 | 1999/06/06 |
新コーナー
"
オブジェクト指向の誕生
"
を開設しました。
よろしくお願い致します。
システム系の仕事をしていると、
お客様のところへ行った時に、
「
Y
さんちょっと、
このマシン調子が悪いんだけど、
なんでか分かる?
」
などと呼び止められ、
関係ないトラブルに巻き込まれることがある。
「
そんなん知るかよ〜、
うちが作ったんじゃねーぞ!!
」
などと思いつつも、
そこにたたずんでおられる方は誰あろう、
お客様なのである。
お客様が困っているところを無事解決してみせれば、
「
おおっ、
御社のエンジニアは素晴らしい!!
」
ということになり、
次の受注にもつながろうというものである。
ま、
その場ですぐに解決すればかわいいもんです。
フロッピー差しっぱなしでブートして、
「
Windows
が起動しない!!
」
って大騒ぎ、
とかね。
問題は持ち帰らなきゃ分からんようなトラブルを持ち込んでくるお客様。
お客様はフリーのスクリプトが動かん、
などとおっしゃるわけだが、
フリーというのは自分のリスクなり技術力の範囲内で使うものではないのか!?
もうこうなると呼び止められたが運のツキである。
仕方がないから持ち帰り、
自腹で本を買い、
自宅のマシンで再現させ、
ソースを追っかけ…。
週末はデバッグに消え、
「
くっそー、
『
タダでは一行たりとも書いてやらん!!
』
と豪語していたプロのプログラマだったんじゃねーのかよー
」
などと後悔する。
なんでそんな大変なことを引き受けてしまうのか疑問に思っているでしょう。
こういうことをヘイヘイと引き受けてしまうのには、
実は興味本位も手伝っている。
「
Linux
入れてみたいなぁ…
」
とか、
「
PC
で
Perl
動かしてみたいなぁ…
」
とか、
「
Java
もやってみたいなぁ…
」
とか思ってる時に、
ちょうどいいタイミングでお客様からそういうことを持ち掛けられると、
簡単に乗ってしまうのだ。
興味の向いたことを採算度外視でやってしまう。
それがエンジニアの資質であり、
特権であり、
醍醐味であろう。
ただ、
その代償として、
エンジニアはマネージャーには向かない。
で、
マネジメントに向いている文系は技術が分からないから、
エンジニアに自由を認めたがらない。
でもエンジニアに自由を認めないと開発が滞るため、
マネージャーは渋々自由を認める。
てなわけでいつもマネージャーとエンジニアは仲が悪い。
会社というのはなかなか難しい集団ですな。
おっと話がそれてしまった。
で、
上で書いたような
「
ついでの仕事
」
が発生するのはシステム系にありがちなパターン。
パッケージはエンジニアが外へ飛び出すことはあまりないから、
そんな仕事はまず発生しない。
ところが、
とある掲示板でうちの CAD のユーザ様とお話していたら、
「
掲示板の
CGI
がうまく動かない
」
と言われてしまった。
他ならぬお客様のトラブルである。
その後オイラがどうなったかはご想像にお任せしましょう…。
H
さぁん、
やっと環境整えたからもう少し待ってくださいねぇぇ(爆)。
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